[金属屋根] 折版 馳タイプ

図面データ

ポピュラーな屋根に個性が光る

多様な金属屋根の中で最も広く知られている丸馳折版は、1970年に三晃金属工業が開発した製品であり、長い歴史の中で絶え間なく改良されてきたものです。丸馳折版は高い強度と確実な水密性を保有するとともに、屋根面にボルトが現れないボルトレスによる美観と高度に標準化されたことによる経済性も併せ持つことで、様々な建物に採用されています。
毛細管現象に対処した二重構造の巻馳部は雨仕舞にすぐれています。屋根がどのような長さになろうともシームレスに実現して確実な水密性を確保するため、特に大規模な工場や物流センターなどの屋根に最適です。その馳締めは電動シーマーを用いることで、安全な作業、短い工期そして均一な品質を実現しています。

折版許容梁間の算出

許容梁間

※上図は屋根材の曲げ応力度、たわみ量及び、緊定部耐力に基づくグラフです。
※耐火認定上の許容梁間についてはご相談下さい。
※ダブルパックについてはご相談下さい。

  梁間算出基準 折板屋根固有の性能値
曲げ応力 σ b= W・L2/(8・Zx) ≦ fb( 支持端) Zx :断面係数[cm3/m]
※JIS A 6514-1977に基づき算出(写真A:載荷試験)
σ b= W・L2/(12.5・Zx) ≦ fb( 梁間中間)
最大たわみ δ = 3・W・L4/(384・E・Ix) ≦ L/300(連続梁)
(単純梁形式の場合は、係数5/384 を使用)
Ix:断面二次モーメント[cm4/m]
※JIS A 6514-1977に基づき算出(写真A:載荷試験)
緊定部強度 R= 10・W・L・B/8 ≦ ft またはfc ft:許容引張強度[N/ヶ所]
fc:許容圧縮強度[N/ヶ所]
※SSR2007、JIS等に基づき算出(写真B:SSR強度試験)

σb : 曲げ応力度[N/cm2
W : 等分布荷重[N/cm/m]
L : 梁間[cm]
fb : 許容曲げ応力度
=13,720[N/cm2
( 長期、短期ともに共通値)
E : 材料のヤング係数
=20.58×106[N/cm2
R : 緊定部反力[ N/ヶ所]

単純梁と連続梁の定義

単純梁は2点支持・連続梁は3点支持とみなして算出(SSR2007準拠)

載荷試験(写真A)

SSR強度試験(写真B)

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