防水|シート
ハイタフ®EG
仕様
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標準断面図
※デッキプレートの固定は、耐震部材となる大梁には火薬鋲を使用せず、リップ溝型鋼等を介してドリルねじにより固定して下さい。 -
構成部材
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①ハイタフEGシート
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②シート座金付スクリュー
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③断熱ボード
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④デッキプレート
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製品規格
シート種類 複合シート 補強複合タイプ 主原料 エチレンプロピレンゴム 補強布 ポリエステルメッシュスクリム 厚み(mm) 1.52 重量
(kg/㎡)1.57 製品の種類 フルシート ハーフシート 幅(mm) 2,000 1,000 長さ(m) 30 30 働き幅
(mm)標準 1,800 標準 800 重量(kg/本) 97 49 色 ホワイト
(裏面クールブラック) -
使用条件
勾配
1/75 ~1/50標準勾配
(1/75未満及び、1.7/10を超える場合はご相談下さい。)用途
工場、倉庫、商業施設、競技施設、体育館、事務所等下地
デッキプレート、金属屋根、コンクリート※酸、アルカリ、油分、鉄粉等がシートに付着する環境、高い塩素濃度や高温水蒸気が存在する環境では使用できない場合がありますので、事前にご相談ください。また、室内環境が高温多湿となる場合は、結露が発生する可能性がありますので、別途検討が必要となります。
シート製造メーカー
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ハイタフEGシートは米国シート防水業界のリーディングカンパニーであるGAF社のEverGuardTPO60milシートを採用しています。
(1mil=0.0254mm)
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ハイタフEGシート及びハイタフメタルと異種材料が取り合う箇所のシーリング材は限定シーリング材:サンスター技研(MS2500:変成シリコーン系2成分形)と限定プライマー:サンスター技研(SS-2)の組合せを使用して下さい。
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日射高反射機能
合成高分子ルーフィング工業会(KRK)の規格では、近赤外域における日射反射率50.0%以上の合成高分子系ルーフィングシートを「高反射率防水シート」と規定しています。 -
- ・近赤外線域の日射反射率 (波長範囲 780~2,500nm)70%以上
- ・全波長域の日射反射率 (波長範囲 300~2,500nm)70%以上
断熱性能
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熱貫流率
[屋根構成]
ハイタフEGシート + 断熱ボード + デッキプレート断熱ボード
(硬質ウレタン
フォーム)(㎜)熱貫流率U
(W/㎡・K)25 0.84 35 0.62 50 0.45 -
改修/断熱ボードの有無による室内側への熱の影響
性能試験(JIS A 6008 複合シート 補強複合タイプ 試験)
横にスクロールできます。
項目 | 試験結果(平均値) | JIS規格 | 合 否 |
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長手方向 | 幅方向 | |||||
引張性能 | 引張強さ N/cm |
544 | 589 | 240以上 | 〇 | |
伸び率 % |
31 | 35 | 15以上 | 〇 | ||
引裂性能 | 引裂強さ N |
143 | 136 | 50以上 | 〇 | |
温度依存性 | 試験温度 60℃ |
引張強さ N/cm |
310 | 317 | 100以上 | 〇 |
試験温度 -20℃ |
伸び率 % |
24 | 28 | 7.5以上 | 〇 | |
加熱 伸縮性状 |
伸縮量 | 伸び mm |
0 | 0 | 伸び2以下 | 〇 |
縮み mm |
0.8 | 0.4 | 縮み4以下 | 〇 | ||
劣化処理後の 引張性能 |
加熱処理 | 引張強さ比 % |
115 | 102 | 80以上 | 〇 |
促進暴露処理 | 引張強さ比 % |
111 | 95 | 80以上 | 〇 | |
アルカリ処理 | 引張強さ比 % |
111 | 94 | 80以上 | 〇 | |
加熱処理 | 伸び率比 % |
119 | 100 | 70以上 | 〇 | |
促進暴露処理 | 伸び率比 % |
110 | 100 | 80以上 | 〇 | |
アルカリ処理 | 伸び率比 % |
113 | 100 | 80以上 | 〇 | |
伸び時の 劣化性状 |
加熱処理 | ひび割れ なし |
ひび割れ なし |
ひび割れ ないこと |
〇 | |
促進暴露処理 | ひび割れ なし |
ひび割れ なし |
〇 | |||
オゾン処理 | ひび割れ なし |
ひび割れ なし |
〇 | |||
接合 引張性能 |
無処理 | 接合引張強さ N/cm |
539 | 240以上 | 〇 | |
加熱処理 | 554 | 190以上 | 〇 | |||
アルカリ処理 | 548 | 190以上 | 〇 |
※ハイタフEGシートは、JIS表示許可商品ではありません。
シート性能試験
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耐風圧性試験
実大試験を行い、シート座金付スクリュー、熱風融着部の強度を確認しています。
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水密性試験
ハイタフEGシート・ハイタフメタルで仕上げた水密試験体に、水深300㎜水張り後、観察7日間漏水なく、JASS8が定める試験条件を満足しています。
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耐衝撃性試験
ハイタフEGシートは、JASS8に規定される耐衝撃試験の最高区分である「耐衝撃4」の性能を有し、鳥害や飛来物等の衝撃に対して高い抵抗性を誇ります。
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耐候性試験
概要
第3者機関において、キセノンアークランプ式耐侯性試験機による紫外線促進試験実施試験仕様
放射照度:180W/㎡(60W/㎡×3倍) 波長域(300~400nm)
試験時間:10,000時間(放射照度を60W/㎡に換算すると、約30,000時間分の紫外線量に相当する)試験結果
屋外暴露22~30年に相当する10,000時間試験後でもハイタフEGシートにひび割れは見受けられません。 -
屋根30分耐火構造認定
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UA-N型耐火ルーフ
FP030RF-0019-1
- デッキプレート単体での屋根30分耐火構造
- 許容梁間3,400㎜
- 屋根構成重量:17kg/㎡
- ハイタフEGシート t=1.52+断熱ボードt=35+UA-N型耐火ルーフ t=1.0構成の場合
※許容梁間は、荷重条件(積雪・風・他)により上記の梁間以下となる場合があります。(物件毎に検討)
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ハイタフデッキ耐火ルーフ
FP030RF-0114-1
- デッキプレート単体での屋根30分耐火構造
- 許容梁間4,300mm
- 屋根構成重量:17kg/㎡
- ハイタフEGシート t=1.52+断熱ボードt=35+ハイタフデッキ耐火ルーフ t=1.0構成の場合
※許容梁間は、荷重条件(積雪・風・他)により上記の梁間以下となる場合があります。(物件毎に検討)
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ハイタフメタルは、折り曲げ加工が必要な役物(立上りや樋)に使用するもので、ハイタフEGシートと熱風融着が可能なエチレンプロピレン樹脂フィルムを被覆した特殊鋼板です。
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ハイタフメタル構成図
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ハイタフメタル折り曲げ加工例
施工手順
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1.デッキプレート敷込
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2.デッキプレート固定
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3.断熱ボード固定
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4.ハイタフEGシート敷込
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5.ハイタフEGシート固定
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6.ハイタフEGシート自動熱風融着
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7.立上りハイタフメタル取付
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8.立上りハイタフメタルジョイント部緊結
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9.立上りハイタフメタルジョイント部 帯シート手動熱風融着
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10.屋根鉄骨貫通部仕上り
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11.たて引きドレン仕上り
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12.よこ引きドレン仕上り