三晃金属工業株式会社

RECRUIT SITE

三晃金属工業株式会社三晃金属工業株式会社

RECRUIT SITE

WILL

業界No.1であり続けるために、たゆまぬ努力とアップデートを。業界No.1であり続けるために、たゆまぬ努力とアップデートを。

幼少期に新築戸建てに移り住んだことをきっかけに、建物に興味を持つようになる。建築ならではのスケール感や意匠性、建築物による街並の変化などに心動かされる機会が多かったことから、大学では建築学科に進学、大空間の建築構造を専攻する。2012年に三晃金属工業に入社後、東京支店大宮営業所に配属。2017年から現職に就き、大型案件の設計や社内向け設計ツールの整備、研修などに携わる。趣味は筋トレとバドミントン。

技術設計

富澤 龍成

Tomizawa Tatsunari
※取材当時

2012年入社 デザイン工学研究科建築学専攻卒 

三晃金属工業が業界トップであり続けるためには、売上や実績はもちろん、柔軟な対応力や時代のニーズに沿った技術革新が求められる。特に大手ゼネコンや設計事務所からの大型案件に応えるためには、知識やスキルのアップデートが不可欠だ。ここでは設計担当者の視点から、クライアントと向き合う際に必要なことや大切にしていること、今後の課題などについて語ってもらった。

  • 幅広い業務の中で、自分の力を試したい。
  • 高い専門性と責任感を持って、大型案件に挑む。
  • 業界のデジタル化をリードするために。

目の前の人を幸せにしたい。
目の前の人を幸せにしたい。

学生時代は、建築学科で大空間の建築構造を専攻していました。授業では実際のドームやスタジアムを題材にすることが多く、西武ドームや札幌ドームなど、三晃金属工業が手掛けた建築物が数多く取り上げられていました。しかし、当時はまだ三晃金属工業のことを知らず、特に意識していませんでした。
その後、三晃金属工業の存在を知ったのは就活の時です。説明会に参加した際、授業で題材にされていた高度な建築物の数々を手掛けている会社だと知り、興味を持ちました。しかし、当時の私は設計業務だけを突き詰めて「周囲をあっと言わせるような、すごい建築物をつくりたい」とは、あまり考えていませんでした。むしろ、さまざまな業務の中で自分の力を幅広く伸ばしながら、「自分が直接関わる人たちに喜んでもらえるような仕事をしたい」と考えていました。ですから大手ゼネコンや設計事務所ではなく、ハウスメーカーや建材メーカーといった、人と人との繋がりの中で成長していけそうな仕事を検討していました。
その中で三晃金属工業を選んだ理由は、仕事の幅の広さです。設計から工事、営業まで、さまざまな業務を経験できる点は、自分が目指している働き方に近いと感じました。また若手のうちから現場で活躍できるなど、「スピード感を持って成長できそう」と感じた点や、上場企業としての安定感も入社の決め手となりました。

業界No.1としての誇り。
業界No.1としての誇り。

現在は技術本部の設計課で、主に二つの業務を担当しています。一つは大規模案件の設計です。一般的な工場などの通常案件については各支店が対応しますが、ドームやスタジアムといった大型案件については、支店からの依頼を受け、技術本部が設計を担います。
大型案件の場合、基本的にはクライアントであるゼネコンや設計事務所などの設計者の方が、屋根を含む建物のコンセプトや形状を決定。それをもとに、当社のどの製品をどう対応させていくか、支店の営業担当や工事管理者、技術部の他のメンバーなどと連携しながら検討してきます。そのままの設計では自社製品の適応が難しい場合には、別のデザインを提案するなど、強度や形状などを考慮しながら詳細を詰めていきます。クライアントの設計者と打ち合わせをする機会も多く、材料の性能や法律関連など、営業所時代に比べて建築全般について、より専門性の高い知識が求められます。

クライアントとコミュニケーションを取る際、私が常に心掛けているのが、どんな時も「相手の立場になって考える」ということです。打ち合わせを重ねる中で、時には意見が合わないことや認識にズレが生じることもあります。相手の要望に対し、「それは難しいんじゃないか」と思うこともありますが、そういう場合でも「なぜそのような要望を出すのか」と相手の立場や状況を推し図ることで、別の角度から物事を捉えることができます。
そのように考える背景には、設計者として「いいものをつくりたい」という想いももちろんありますが、それ以上に「業界No.1である三晃金属工業の一員として、中途半端な仕事はできない」という想いが強くあります。もし自分が、目の前にいるクライアントの期待に応えられなければ、「屋根のトップカンパニー」という三晃金属工業の看板に傷をつけることになる。そんな責任感と使命感があるからこそ、常にクライアントの期待に最大限に応えようと全力を尽くすことができます。

トップを走り続けるために。
トップを走り続けるために。

設計課のもう一つの仕事は、BIMやCADといった設計ツールの社内整備や研修の実施などです。特にBIMは近年、業界での需要が高まっているツールです。3Dのデジタルモデルを作成できるBIMには、各材料のコストや数量といった属性データを入力したり、建築物が完成するまでの作業工程をアニメーションで表現できたりと、さまざまな活用法があります。しかし、これまで慣れ親しんできた2Dの図面から、3Dのデジタルモデルへの移行は容易ではありません。ツールに対する設計者の知識やスキルの向上が求められるほか、それをもとに作業を行う現場の職人さんたちにも慣れてもらう必要があります。これまで以上に現場の作業効率を上げるためには、どういった情報をどう見せるのが良いか、現場の声を吸い上げながら試行錯誤の毎日です。難しさを感じることもありますが、導入を進める中で社員や職人さんから「便利になったよ」という声が聞けた時には、大きなやりがいを実感します。

建築業界では近年、現場の担い手不足が深刻な問題となっています。大手ゼネコンでは建設現場にロボットを導入するなど、機械化・自動化が進んでおり、デジタル化の推進は業界にとって喫緊の課題です。こうした動きに対応していくためにもデータをスムーズに連携・共有できるBIMの運用は不可欠ですし、技術革新に乗り遅れることは機会損失に直結します。
まずは私自身、BIMに対する理解をより一層深め、社内に有効なノウハウを展開していくことが目標です。そうして一人でも多くの社員や現場の職人さんに、デジタル化の重要性や必要性を実感してもらうことが、屋根の分野からデジタル化を牽引していくことに繋がると実感しています。三晃金属工業の一員としての誇りと責任を胸に、今後も貪欲に知識やスキルを追求していきたいと思います。

MESSAGE学生へのメッセージ

この仕事には、「こうすればこうなる」というわかりやすい正解はなく、状況に応じてその都度、柔軟な対応や判断が求められます。壁にぶつかっても、自分で調べたり周囲を頼ったりしながら前進していく行動力のある人なら、楽しく成長できるはずです。
「就活で初めて三晃金属工業のことを知った」という方は多いと思います。そこに不安を感じるかもしれませんが、建築業界からの信頼は厚く、社内の教育制度も充実しているので、安心して飛び込んできてください!