用語集

は行

這樋(はいどい)一般

這樋

2階建以上の建物で上層階の竪樋が下層階の屋根の上に位置し、その雨水を下層階の竪樋に導く機能を持った樋。(日本金属屋根協会用語集より)

バカ棒(ばかぼう)一般

同じ長さを、何カ所にも記すときなどに用いる、必要な長さに切断した板や棒。任意の長さをたくさん記するのに大変便利だが、割付では誤差の積み重ねが大きくなるため使用しない。

(はぜ)板金

馳

板金加工の分野において、板を接続する場合に用いる折り曲げの部分のことを指す。馳を組む作業のことを「馳組」という。馳式折版や、ダクト工事で使用する、ダクト馳などが有名。(日本金属屋根協会用語集より)屋根の場合馳組部に適度な隙間を設けないと毛細管現象にて漏水が発生するので注意。

馳面戸(はぜめんど)板金

馳面戸

棟包みや水上取合の丸馳折板水上部分の止水のため、馳部分に取り付ける発泡材製の面戸。変性シリコンを塗付して止水性を高める。

バタ角(ばたかく)一般

バタ角

機器の設置や、材料の仮置き等、建設現場において多用される木製の養生材のうち主に約90mm×90mm程度の断面寸法を持つ角材のことをいう。(日本金属屋根協会用語集より)

働き幅(はたらきはば)一般

屋根材や、外壁材一枚で施工できる有効幅。屋根材を選定するうえで重要な要素のひとつ。この働き幅によって割付を行う。

バックアップ材(ばっくあっぷざい)一般

バックアップ材

面材の歪等を防止するための構成材。スタイロフォーム、木毛板等、用途に応じて使用される。

ハット型鋼(はっとかたこう)板金

ハット型鋼

凸状の型鋼のこと。t1.6mm~t2.3mmの亜鉛鉄板などを加工したもの。シルクハット状の断面形状からこう呼ばれる。横葺きの金属垂木などに使用される。

発泡ポリエチレンフォーム(はっぽうぽりえちれんふぉーむ)一般

無数の空気泡が入っているポリエチレンで、断熱材やバックアップ材として使用する。加工性がよく汎用性が高い。
屋根の裏張り(裏打ち)断熱材としても使用され、裏張り断熱材の中では比較的安価な部類に入る。熱に弱い為発泡ポリエチレンフォームを裏張りに使用し、屋根の30分耐火認定を受けたものは少ない。その場合無機質高充填フォームプラスチック、ガラス繊維シートなどの認定品を選定する。

幅木(はばぎ)一般

幅木

足場の安全のために用いる側面に立てかけた板。必ずしも木製ではない。人や物の落下防止を目的として設置される。
屋内仕上げ工事に用いる壁と床の取合に使用する部材。

鼻隠(はなかくし)一般

鼻隠

屋根の先端(鼻先)部を隠す(化粧する)部材。
折板屋根における「幕板」も鼻隠しと呼ばれることもある。

鼻持ち(はなもち)板金

鼻持ち

折板の成形時にその先端を持って移動すること。「先持ち」ともいう。成型材は必ずしも真っ直ぐ出てくるわけではなく、ある程度湾曲やねじれを伴って吐出される。製品ガイドへ正しく通すため、あるいは障害物に引っ掛からないために、成型材の先端を補助しながら吐出する。

はね出し(はねだし)一般

材が支点より持ち出しになって突き出ている状態。片持ち。折版の場合、断面形状により跳ねだしができる長さが異なる。「軒出」によく似ているが、軒出が外壁面からの距離に対し、跳ねだしはタイトフレーム等の固定部からの距離である。大型の建物の場合、柱断面が大きくなる傾向にあり、軒出が小さくてもはね出しが大きくなることもある。

破風(はふう)一般

破風

屋根の切妻にある合掌形の板。
垂木や母屋を隠す板のこと。本来はけらば(妻側)のことをいうが、軒先破風という使い方もする。(=鼻隠し)。板金で包んだ場合は破風包み、と呼ばれる。

嵌め殺し(はめごろし)板金

取り外しが容易にできないようにはめ込むことをいう。例えば窓のうち可動しないものを「嵌め殺し窓」などどいう。

パラペット(ぱらぺっと)一般

パラペット

屋根上やバルコニーなどの周囲に、壁を立ちあげる形で作られたもの。外観が屋根の勾配に影響を受けずにデザインできる利点がある。多くの場合パラペットの天端には笠木を取り付ける。

(はり)一般

建物の水方向にかけられた部材のうち、短辺方向に架けられたたものをを「梁」といい梁に直行する方向のものを「桁」という。また柱に直接のせられたものを「大梁・G梁(girder)」、梁と梁をつなぐように架けられたものを「小梁・b梁(beam)」という。軒先の桁材の上面までの高さが、軒高となる。

板金テープ(ばんきんてーぷ)板金

板金テープ

ブチル系のテープで止水性に富む。役物の継手部等止水性が求められる場所に使用される。埃や水分の付着による粘着性の低下は他のテープと同様にある。施工にあたっては注意する。また気温が低いときは粘着力が弱まる。施工後はある程度の圧着が必要。

(同)ブチルテープ

(はまぐり)板金

蛤

一文字葺きの屋根で入母屋造りや寄棟造りの隅棟部分で、左右の横馳を連続させて葺く方法を「まわし葺き」といい、この箇所に「蛤」という板材を用いる。
折板でトラックヤード等の庇を吊り工法で施工する際の「吊り金具」を「ハマグリ」と呼ぶこともある。(カスタネットような形から)

番手(ばんて)板金

番手

現在は鋼板の厚さは「mm」で表記しているが、昭和42年のJIS改訂以前は「番手」で表されていた。今でいう0.5mmは#26 0.6mmは#24 0.8mmは#22 と厚みが増えるにしたがって番手は減る。この番手は、今でも番線などにも使われている。(若干の数値違いはある)

Bタイト(びーたいと)三晃

Bタイト

けらば等に用いる端部用のタイトフレーム。通常のタイトフレームをタイトフレームA妻側のものをタイトフレームBと区別されていたことに起因する。妻側タイトフレーム。概ね1mピッチで取付ることで、不安定になる折板端部の補強を目的とするほか、けらば包みの下地に利用したりもする。折版の品種により専用設計品である。

B梁(びーばり)一般

建物の水方向にかけられた部材のうち、短辺方向に架けられたたものをを「梁」といい梁に直行する方向のものを「桁」という。また柱に直接のせられたものを「大梁・G梁(girder)」、梁と梁をつなぐように架けられたものを「小梁・b梁(beam)」という。軒先の桁材の上面までの高さが、軒高となる。

ヒートブリッジ(ひーとぶりっじ)一般

熱橋。 熱的脆弱な部分が温められること。

PPバンド(ぴーぴーばんど)一般

PPバンド

梱包に用いるプラスチックバンド。簡単に固縛することができるが、軽い為切断後はゴミとして飛散しやすい。使い終わったものは土嚢袋などに入れまとめておく。

(ひさし)一般

庇

出入口や、窓の上に設け日照調整を行ったり、雨水とうが直接かかるのを防止するために用いられる出っ張り。
大屋根と連続せずに、窓や出入口の真上の壁から外側に突出して設ける小さい屋根を設けたもの。

火花養生(ひばなようじょう)一般

火花養生

火気養生のひとつ。溶接の火花が下に落ちないように周りを囲むなどして、火花が飛散しないようにする。

広小舞(ひろこまい)一般

広小舞

木造建築の垂木の軒先先端に取り付けられる横木のこと。

ヒヤリハット(運動)(ひやりはっとうんどう)一般

危険予知活動における「ヒヤリとしたこと」「ハッとしたこと」など、身近にひそむ不安全(危険)を抽出する活動。身近なヒヤリハットが大きな災害につながることにもなるので、小さいうちに対処することが災害を撲滅するうえで大切な活動となる。

葺足(ふきあし)一般

葺足

瓦葺き、板葺きのほか、金属板のうち横葺きで重なっている部分を除いた仕上げ寸法のこと。=働き幅。

二山掛け(ふたやまがけ)板金

二山掛け

折板のけらば水切を端部より2山目までかぶせること。万が一屋根とけらば水切との取合部より葺きこみ等で水が入った場合でも、屋根材がある為、深刻な漏水につながりにくい。しかしながらけらば水切りの糸幅は大きくなり、ジョイントが増える(糸幅が既製品の板の幅をこえる)ことが多く、新たな漏水のリスクを作りかねないため、一概に良いとは言い切れない。目的に合った選択をする必要がある。

ブチルテープ(ぶちるてーぷ)一般

ブチルテープ

ブチル系のテープで止水性に富む。役物の継手部等止水性が求められる場所に使用される。埃や水分の付着による粘着性の低下は他のテープと同様にある。施工にあたっては注意する。また気温が低いときは粘着力が弱まる。施工後はある程度の圧着が必要。

(同)板金テープ

フックボルト(ふっくぼると)一般

フックボルト

波板スレートを固定する際に用いられるボルト。改修工法では既存のフックボルトを用いる場合もある。アングル用のものとC型チャンネル用のものが一般的。

不燃材料(ふねんざいりょう)一般

基準法では、火災による加熱が始まってから20分間は燃焼したり変形しないこと、有毒ガスや煙が発生しないことを条件にしている

ブラインドリベット(ぶらいんどりべっと)一般

ブラインドリベット

接合材料を対象物へ貫通させ、一端を塑性変形させて接合させる部品。そのうち、片側から施工することを目的に開発された物をいう。ボディーといわれる筒の中にマンドレルという心棒があり、心棒を引っ張ることでボディーが塑性変形し、対象物を固定する。

フラワー図(ふらわーず)一般

フラワー図

ロール成形における製品形状構成図。複雑な形状になるほど加工工程は増え、フラワー図は複雑になる。

フラッシュバンド(ふらっしゅばんど)一般

フラッシュバンド

「ボスティック・フィンドレー社」の防水テープ。アスファルト系のテープに金属箔を張り付けたもの。専用のプライマーとともに使用する。ブチルテープと同様、気温が低いときには、あらかじめ温める必要がある。

プライヤー(ぷらいやー)一般

プライヤー

物をつかんだり、回したりするのに用いられる工具。ほとんどのものが口の開き方を2段階に変えることができ、対象物に合わせて調節して使用する。その中で「ウォーターポンププライヤー」は「アンギラ」などとも呼ばれ、つかむところが曲がっており、調節も2段より多くなっている。

ブリキ(ぶりき)一般

鉄板に亜鉛をめっきした物を「トタン」といい、スズをめっきした物を「ブリキ」という。「トタン」はポルトガル語。「ブリキ」はオランダ語。

ヘミング(へみんぐ)板金

ヘミング

鉄板の一部を折り曲げること。オープンへミング、セミオープンへミング、タイトヘミングの3種類がある。めっき鋼板の小口は露出させるとさびなどが発生する。意匠的に見えなくするために行う場合や、折り曲げることで断面強度が増すこと、または水返し等の目的で行われる。

ベンチレーター(べんちれーたー)一般

ベンチレーター

屋根上屋外壁に取付けられた大型の換気設備。動力を持ちるもの、自然換気のものがある。単体のものや連装のもの等様々。

(同)ルーフファン

ベルトシーラー(べるとしーらー)板金

ベルトシーラー

水密仕様に用いる止水用定型シール。半独立気泡のものが多く、指定の圧縮率にて完全止水となる。

(同)エプトシーラー、防水シーラー

防火構造(ぼうかこうぞう)一般

建物の周囲で火災が発生した場合に、外壁や軒裏が延焼を抑制するために一定の防火性能を持つような構造。

防水シーラー(ぼうすいしーらー)板金

防水シーラー

水密仕様に用いる止水用定型シール。半独立気泡のものが多く、指定の圧縮率にて完全止水となる。

(同)エプトシーラー・べルトシーラー

防水テープ(ぼうすいてーぷ)板金

防水テープ

ブチル系のテープで止水性に富む。役物の継手部等止水性が求められる場所に使用される。埃や水分の付着による粘着性の低下は他のテープと同様にある。施工にあたっては注意する。また気温が低いときは粘着力が弱まる。施工後はある程度の圧着が必要。

(同)ブチルテープ・板金テープ

ポリイソシアヌレートフォーム(ぽりいそしあぬれーとふぉーむ)一般

ポリイソシアヌレートフォーム

硬質ウレタンフォームの一種。一定量以上のイソシアヌレート環を含むものを「ポリイソシアヌレートフォーム」という。自己消火性の材料(発火物が接した状態であれば燃焼するが、発火物が離れれば、それ自体が燃え続けることなく、自然に消火する性質)。高い難燃性を有する。三晃金属では「ハイタフEG」等の断熱材として使用している。

ポリエチレン・フォーム(ぽりえちれんふぉーむ)一般

ポリエチレン・フォーム

発泡プラスチック系の断熱材の一種。折版屋根の結露防止裏張り材に使用される。「PE」と表記される。発泡倍率によって硬さが変わるので、使用する目的によって選定する。発泡倍率が上がるほど、柔らかくなる。三晃金属の使用する、サイディング等のケミカル面戸は25倍発泡のものが多い。

ポリスチレンボード(ぽりすちれんボード)一般

ポリスチレンボード

発泡プラスチック系の断熱材の一種。ポリスチレン樹脂と発泡剤などを混ぜ発泡させたもの、スタイロフォームなどが代表例。独立気泡のため、水に強い、硬く耐圧力があるのが特徴の外断熱に適した断熱材。難燃剤が添加されているものの、燃えやすい素材なので現場での溶接作業や火花の散る切断作業を近くで行うことは避ける。

ポリカーボネート板(ぽりかーぼねーとばん)一般

ポリカーボネート板

熱可塑性プラスチックの一種。高い透明性と耐衝撃性などの特長をもち、採光に用いる。使用するシール剤はアルコール系を使用する。(シリコン系では割れが生じてしまう)

ボルトクリッパー(ぼるとくりっぱー)一般

ボルトクリッパー

ボルトを切断するための工具。切断後のボルトが飛んでいくことがあるのでゴーグルなどの保護具を着用し作業するとともに、飛散しないような工夫をすること。

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