よくあるご質問

できるだけ屋根勾配を少なくしたいのですが?

屋根の勾配は雨水の流水速度に大きく関係します。流水速度が遅いと、雨漏れの誘因にもなり、水たまりやゴミの堆積による屋根材の劣化を促進することにもなります。特に長尺屋根の場合は、降雨時における軒先水位を計算し、冠水しないことを確認する必要があります。また、受け梁の中間で屋根自重や積雪荷重によるたわみが発生します。その時に、逆勾配の部位や勾配がゼロの部位が生じないようにすることが重要です。

曲面形状の屋根を考えていますが、金属屋根で対応は可能でしょうか?

通常屋根材料に、リブ加工や、強制曲げ加工をすることによって曲面屋根を形成しています。製品によってその加工程度が異なりますので、各製品ページを参照してください。

金属製屋根材は種類が多くありますが、どのように選択すればいいでしょうか?

選択の要素は、構造躯体の構成・屋根全体意匠・必要諸性能・コスト等があり、それぞれの要素によって選択条件が異なります。概ね、耐久性に関しては使用材料、各種性能に関しては工法を主として選択してください。

海岸に近い地域で金属製屋根を使用しても問題ありませんか?

海岸に近い地域は、海塩粒子による腐食対策・強風による耐力確保が必要となります。腐食対策は塩害に強い材料の選択が必要であり、強風については、吹き上げ風荷重に十分対応できる工法を選択してください。

積雪の多い地域での金属製屋根使用に問題ありませんか?

積雪そのものは屋根の機能を致命的に損なうものではありませんが、積雪による荷重の増大・スガモレおよび結露について対策をしておく必要があります。

雨の音が気になりますが問題ありませんか?

雨粒が金属板と衝突するときに発生する衝撃音については、通常建物使用には殆ど支障のないレベルですし、場合によっては、制震材料を屋根材裏面に貼り付けることもできます。一般的には、雨水で屋根面が濡れ、水膜ができれば衝撃音の発生は相当減殺されると思われます。音響を目的とした建物等では特別に対策が必要になることもあります。

金属屋根材を使うメリットは?

屋根の軽量化による構造部材の簡素化。用途別・コスト別の材料選択肢が豊富であること。施工が容易であること。等がメリットの例です。

耐火要求を満たしたいがどのような選択方法があるか?

各製品ページに耐火認定番号を掲載しています。認定番号の記載のある製品と仕様を選択してください。詳細はご相談下さい。

樋の材料はどのように選択すれば良いのか。

樋部はヘドロが溜まったり、湿潤状態が長期に続いたりと屋根面より過酷な環境にあります。従って、屋根材より耐久性能・耐腐食性能の良いものを選択する必要があります。(例、樹脂被覆鋼板・シ-ト防水・ステンレス鋼板等)また、熱による伸縮が大きくなるので、線膨張係数の小さな材料を選択することも必要です。

逆そりの屋根を考えているが対応できる屋根材と反りア-ルを教えてください。

逆反り加工が可能な製品は限定されます。曲率・屋根長さ・屋根材料等によっても異なります。その都度、ご相談願います。

屋上緑化屋根で灌水システムの不要な植栽のシステムはありませんか。

屋上緑化も庭園も基本的に同一と理解してください。植物には灌水が欠かせません。

太陽電池メーカーはどこを扱っていますか。

ご希望があればご指定ください。どのメーカーでも対応可能です。

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