みなさんが普段生活していく中で、欠かせないもの。それが、屋根です。 普段あまり気にすることのないものだと思いますが、その材質や機能、構造など、実は、とても奥が深いもの。 その屋根の世界をみなさんに紹介します。
風雨などの自然から私たちを守ってくれるとともに、建造物のシンボルにもなる屋根。普段はあまり意識することはないかもしれませんが、絶対になくてはならないものであり、また、その形状や材質は様々です。例えば住宅には昔ながらの「瓦屋根」もあれば、セメントを板状にした「スレート屋根」、そして、軽量で自由な形状につくることができる「金属屋根」などがあります。 住宅以外にも、目を向けてみてください。倉庫や工場、商業施設をはじめ、空港や駅舎、さらにはドームやスタジアムの屋根…。様々な大規模な屋根があることに気づくでしょう。こうした大型屋根は「金属屋根」が主流です。大型施設で使われる屋根は「長尺屋根」と呼ばれ、アルミやステンレス、ガルバリウム鋼板、チタンといった金属が使われています。嵌合タイプから馳タイプ、重ねタイプ、断熱タイプ、横葺タイプと様々な形状があり、施工方法も日進月歩で進化しています。
三晃金属工業が最も得意とするのが、こうした大空間の創造に欠かせない「長尺屋根」。ドーム型建造物、空港施設や駅舎、美術館などオリジナリティ豊かな建造物で使われています。最大350メートルにも及ぶ大規模建造物の屋根は、現場で成型し、そこで組み合わせて取り付けるのが特徴です。近年は建築物の多様化で屋根へのニーズや要求基準もより高度になり、機能性と意匠性の両方が求められるようになってきました。優れた耐久性と美しさ、施工のしやすさ、システムメンテナンスなどを兼ね備えてこそ、初めて信頼できる屋根が生まれます。三晃金属工業はこうした長年の実績と技術的蓄積を持っており、この分野におけるリーディングカンパニーとして、確固たる地位を築いているのです。こうした実績や信頼、そして設計段階からコンサルティングできることが厚い信頼を生み出し、設計事務所やゼネコンから大型物件の依頼が次々と舞い込んできています。 近年だけでも埼玉スタジアムや中部国際空港、九州国立博物館、関西国際空港、大阪ドーム、札幌ドーム、羽田空港新国際ターミナルなど、三晃金属工業が手がけた屋根は枚挙にいとまがありません。
日本の空港の屋根は、そのほとんどを三晃金属工業が手がけていると言っても過言ではありません。空港の屋根には、設計や施工に当たって様々な制約があります。例えば、上空を航空機が飛び交うため、高さ制限があったり、2010年秋にオープンした羽田空港新国際ターミナルの場合、他の空港ビルが稼動中のため万全なセキュリティ対策が求められ、また、航空管制に支障をきたすので建設に使う機器の操作なども電波を出してはいけない、そして滑走路にはゴミ一つ落とせないなど、様々な制約がありました。 しかも雨風やどんな気候にも耐えられる耐候性はもちろん、間近で離着陸するジェット機の騒音が気にならない遮音性、屋根に必要不可欠な軽量性・断熱性といった要件を満たす必要があります。また、海外からのお客様を迎える上でも、飛行機から見下ろした時の屋根の形・デザインが日本の玄関として美しくなければなりません。施主の想いや設計者のコンセプトと共に、これだけの条件をクリアし、機能性・デザイン性を満たしていく必要があるのです。例えば関西国際空港は翼をイメージした大屋根を、中部国際空港では平面と直線を活かし「和」を感じさせる折り鶴がコンセプトになっていましたが、その実現に三晃金属工業は大きな貢献を果たしました。 こうした大規模プロジェクト以外にも、室内温度の変化を防ぐ断熱性、外部の騒音を遮断する遮音性は特に屋根の重要な要素。例えば折版タイプの屋根材を二重葺にした「ダブルパック」製品などは、様々な施設の屋根に活かされています。
三晃金属工業は、環境やエネルギー対策として期待されているソーラー発電屋根にも携わっています。一般には既存の屋根に太陽光発電を設置する形が多いですが、三晃金属工業では10年以上前から「屋根材一体型ソーラーシステム」を開発。アモルファスシリコンを用いたタイプなどは屋根機能と発電機能を併せ持つため、建物の景観を損なうことなく地球環境に貢献しています。また淡い光を透過させることができるユニットタイプ、後設置が可能な屋根置き型タイプにも対応しています。 一方、ヒートアイランド現象への対策としても注目を集めているのが、緑化屋根です。三晃金属工業では緑と共生した建築の創造を目指し、「サンコーグリーンシステム」という新しい提案を進めています。金属屋根と緑化を組み合わせて軽量化を実現。省エネ効果、大気の浄化、騒音の低下、環境教育等に高い効果を発揮するとあって、着実にそのニーズは高まっています。